※この記事は韓国ドラマ「未知のソウル」を視聴された方向けの内容です。
ネタバレが含まれますので、未視聴の方はご注意ください。
※ネット上の情報と、本編のあらすじから整合性が高いと判断された配置を仮定して考察を進めます。
Netflixで配信中の韓国ドラマ「未知のソウル」。
最初から最後まで、パクボヨンさんやパクジニョンさんや脇役キャストさんたちの演技、
脚本や演出すべてが感動や共感を呼び、凄く惹きこまれる作品だと思います。
個人的には、キャストさんすべてが輝いていて、ひとりひとりが作品を際立てていたと感じます。
エンディングで流れるフィルムカメラ映像なんて、
エモいという言葉しか浮かびません。(笑)
エンディング映像で2つの椅子に座る、色の違う双子の熊のぬいぐるみ。
実はこの熊、話数が進むごとに配置が変わるんです。
「これって一体どういう意味?」そう思った方も多いはず。
筆者も凄く気になりました。
今回は、1話から6話までのあらすじと熊のぬいぐるみの配置を徹底的に照らし合わせ、
そこに隠された驚きの伏線を考察します。
物語の鍵を握るこの秘密、一緒に解き明かしてみませんか?
☆7話から12話までの考察はコチラです↓
「未知のソウル」エンディング映像の熊のぬいぐるみの意味は?
韓国ドラマ「未知のソウル」は、
双子であるミジ・ミレの人生が入れ替わるというユニークな設定で、
多くの視聴者を惹きつけました。
しかし、物語の本当の深みはエンディング映像に隠されていたことをご存知ですか?
そこには、わずか数秒しか映らない、2つの椅子と2匹の熊のぬいぐるみ。
この小さな映像が、
実は二人の「魂」の居場所と心の状態を物語る、最大の伏線だったとしたら?
この記事では、ネット上で様々な憶測が飛び交うこの映像の謎に迫ります。
前半となる今回は、物語が大きく動く第6話までの謎を、一緒に紐解いていきましょう。
はじめに
エンディング映像で出てくる白い椅子にはユ・ミレ(유미레)、茶色い椅子にはユ・ミジ(유미지)と書かれています。
ここではさらに、白い熊=ミレの魂、茶色い熊=ミジの魂と仮定して推測・考察をしていきます。
第1話から第6話までを徹底考察!
第1話
ユ・ミレ(유미레)の白い椅子は空席、ユ・ミジ(유미지)の茶色い椅子にミレの熊
物語が始まる時点で、
すでにミジの体(茶色い椅子)にミレの魂(白い熊)が宿っていることを示唆しています。
ミジが住むドゥソン里の人々は、ソウルで公企業に努めるミレに対して優秀だと称え、
現在も順調に仕事をしているのだと考えていましたが、
実際のところ、ミレは上司の不正を告発した先輩を助けたことで職場いじめの対象になってしまっていた。
ミレのいるソウルに向かったミジは、以前とは違う様子のミレに違和感を抱き、
その後駆け付けた時に窓から飛び降りる姿を見て急いで助け何とか命は助かりましたが、
危険な選択をするほど崖っぷちに追い込まれているミレの気持ちを知らなかったという申し訳なさや怒りで涙を流します。
そしてミジは、うまくできることを代わってやっていた以前のように、
「私があんたとして生きるから、あんたは私として生きて」
と人生チェンジを提案し、指切りをしました。
このあらすじからの考察は以下となります。
ミジがミレに言う「私があんたとして生きるから、あんたは私として生きて」というセリフは、
まさにこの物語の始まりを告げるものです。
そしてこの決断は、エンディング映像のクマの配置にも見事に反映されていました。
実は、このクマの配置こそが、双子の「魂の居場所」を物語る、隠された伏線だったのです。
ミジが、ミレとして生きていく、という意味が込められています。
第2話
ユ・ミレ(유미레)の白い椅子にミジの熊、ユ・ミジ(유미지)の茶色い椅子は空席(6話まで同じ)
ミジの魂(茶色い熊)は、ミレの体(白い椅子)を「主役」として占拠している状態です。
ミジは「ミレのふりをしてソウルに残る」ことを決意し、実際に会社生活を始めます。
「じっとしている」という約束を破り、重要プロジェクトを抱え込むことに。
ミジは、プロジェクト進行に最も重要な人物ロサに会いに行きますが、
ロサはミジに対し門前払いをしミジはそれでも必死にロサの食堂に向かいます。
さらにソウルで偶然ホスと会ってしまい、
ミジとミレを見分けることのできるホスに対し不安を感じます。
ある時、ミジがミレのふりをしていた演技を忘れ、
思わずミジとして喜びの感情を出してしまったことで、
ホスが「君はミジだろ」と言います。
一方、ミレは故郷に戻りミジのふりをしていますが、ミジとは正反対の行動を取ってしまいがち。
それでも祖母には、入れ替わったことを見透かされてしまいます。
ミジが履歴書を出していたいちご農場のセジンのもとで働くことになったミレ。
履歴書を見てミジに賭けていたというセジンは、今回は的外れだったとミレに言い放ちますが、
自分で考えて仕事をしてと言って日当はきっちり渡してきます。
そんなセジンに困惑しながらもミレはいちご農場で働きます。
2話のエンディング映像は、その「主役の交代」を視覚的に表現しています。
ミジの魂は、もはや本来の自分の居場所(茶色い椅子)にはおらず、
ミレの体(白い椅子)で新しい人生を歩み始めていることを示唆しています。
この「魂の入れ替わり」が、
外見だけでなく、行動や心にも影響を及ぼしていることが分かります。
第2話のエンディングの熊の配置は、「誰が今、物語の中心で生きているか」という、
魂の居場所を示していると言えるかもしれません。
第3話
ユ・ミレ(유미레)の白い椅子にミジの熊、ユ・ミジ(유미지)の茶色い椅子は空席
第3話、第4話、第5話、第6話も同じ配置が続きます。
これらのエピソードは、ミジがミレとして、どのような経験を積み重ねていくのかを描いていると推測できます。
(※ここからは、あらすじ内容は省略し、あらすじの上での考察のみとなります)
第3話では、
ミジの魂がミレの人生に「定着」し、ミレとして生きることに慣れていく過程を象徴していると考えられます。
ホスがミジ(ミレの姿)を見て、ミジの目つきを思い出し、
心臓が早く打つ場面は非常に重要です。
ホスはこの違和感を「罪悪感」で片付けようとしますが、
実際はミレの体の中にいるミジの魂が、ホスに影響を与えていることを示唆しています。
これは、ミジがミレの体で生きることで、
ミジ自身の個性がミレの人生に少しずつ染み出していることを象徴しています。
ミジがただミレのふりをしているだけでなく、
ミジの魂がミレの体と人生を自身のものとして認識し始めている状態を描いています。
エンディングの配置は、その心理的な変化を正確に捉えていると言えるでしょう。
第4話
ユ・ミレ(유미레)の白い椅子にミジの熊、ユ・ミジ(유미지)の茶色い椅子は空席
第4話は、ミジがミレとして生きる中で、
過去のトラウマと向き合い、同時にホスとの関係が深まるという重要な転換点です。
エンディングの熊の配置が、なぜ「ミレの椅子にミジの熊」というままであるのか、
その理由を深く考察できます。
ミジは倒れたロサを見て、祖母が倒れた日のトラウマに苦しみます。
この過去の出来事は、長年ミジの心を縛りつけてきました。
しかし、ホスが「ミジのせいじゃない」と断言することで、ミジの心は少しずつ解放されていきます。
このシーンは、ミジの魂が長年抱えてきた罪悪感から解放され、
ミレの体を通じて「癒やし」を得ていることを示しています。
ミジの魂は、本来の居場所(茶色い椅子)に戻る準備ができていない、
あるいは戻る必要がないと感じているのかもしれません。
ホスが「ミジが好きだから」と告白するシーンは、
ミジの魂がミレの体の中にいながら、ホスとの関係がよりパーソナルで、
親密なものになっていることを意味します。
この告白により、ミジの魂は「ミレとして」ではなく、
「ミジとして」ホスの愛を受け取っている状態になります。
ミジの魂(茶色い熊)がミレの椅子に座り続けるのは、
この場所で真の自分を受け入れてくれる人がいることを示唆しているのかもしれません。
このエピソードは、ミジの魂(茶色い熊)が、ミレの人生という舞台で、
過去を乗り越え、愛される喜びを知り、徐々に居場所を築いていく過程を象徴しています。
第5話
ユ・ミレ(유미레)の白い椅子にミジの熊、ユ・ミジ(유미지)の茶色い椅子は空席
第5話では、
ミジは、ホスとミレの間にあった誤解が、自分の陸上人生を諦めるきっかけだったことを知ります。
そして、ホスが初恋の相手としてミジを選んだ理由が、
ドゥソン峰での出来事だったことも判明します。
この事実を知ることで、ミジは長年の苦しみから解放され、心の奥底にあった感情が揺さぶられます。
ホスが自分を信じてくれた過去の話を聞き、
ミジは、ミレのふりをしていることさえ忘れたまま、ホスに「私もあなたが好きだった」と告白します。
この告白は、単なる恋愛感情の吐露ではありません。
これは、ミジの魂(茶色い熊)が、ミレの体(白い椅子)を借りて、本当の自分の感情を表現した瞬間です。
ミジの魂は、もはや本来の自分の居場所(茶色い椅子)にはおらず、
ミレの人生(白い椅子)という新しい舞台で、過去の自分と向き合い、
未来へと進む勇気を得ています。
また、ミジのふりをしているミレがホスに会っているシーンがあります。
ミレは淡々と対応し、ホスに違和感を抱かせます。
これは、外見は入れ替わっていても、魂(本質)は入れ替わっていないことを示唆しています。
ミジがミレの人生を通じて、
ホスとの関係を再構築し、自身の魂が癒やされ、
本来の居場所とは違う場所で成長していることを示しています。
第6話
ユ・ミレ(유미레)の白い椅子にミジの熊、ユ・ミジ(유미지)の茶色い椅子は空席
第6話は、
ミジとミレ、そしてホスの関係が大きく動く、物語の大きな節目ですね。
なぜエンディングの熊の配置が「ミレの椅子にミジの熊」のままで、
次話で大きく変化するのか、その理由を考察していきましょう。
ミジは酔った勢いでホスに告白したことを恥じますが、
ホスはミジがミレのふりをしていることをすでに知っており、「すべてすっきりした」と告げます。
このホスの言葉は、彼がミレの体の中にいるのがミジであることを認識し、
その上でミジの気持ちを受け入れていることを示しています。
この時点で、ミジの魂(茶色い熊)は、
もはや「ミレのふり」をしているのではなく、「ミレの体に入ったミジ」として、ホスと向き合っているのです。
ミジの魂は、
ミレの人生という場所で、過去を乗り越え、本当の自分として愛されるという喜びを体験しています。
動き出す魂たち、そして衝撃の真実へ
第6話までの考察で、
ミジの魂がミレの人生に定着していく過程を紐解いてきました。
しかし、物語はここから大きく動き始めます。
エンディング映像の熊の配置が、これまでになかった衝撃的な変化を見せる第7話。
そこから物語は、双子の「魂」が互いの人生をどう受け入れ、
どう向き合っていくかという、より深いテーマへと進んでいきます。
次の記事では、
7話から最終話までの熊の配置を徹底的に考察。
二人の魂が辿り着く結末、そしてエンディング映像が語る真実を、
一緒に解き明かしていきましょう。
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