「エグい」「魂が震える」
——音楽ファンから熱狂的にそう評されるのが、
EGO-WRAPPIN’(エゴラッピン)のボーカリスト・中納良恵さんの歌声です。
1996年にギターの森雅樹さんとEGO-WRAPPIN’を結成して以来、
その活動は20年以上にわたります。
2000年の「色彩のブルース」や2002年の「くちばしにチェリー」といったロングヒットにより、その名を全国に広めました。
ジャズ、ブルース、歌謡曲が混ざり合った独特の世界観の中で、
中納さんの歌声は日本のポピュラーミュージックシーンを代表する唯一無二の存在として高い評価を得ています。
しかし、なぜ中納さんのボーカルはこれほどまでに熱狂的な支持を集め、
「エグい」とまで表現されるのでしょうか?
本記事では、
中納良恵さんの圧巻の表現力と歌唱力を徹底解剖し、聴く者を魅了してやまない彼女の歌の秘密に迫ります。
中納良恵さんのボーカルがエグイと大評判!
エゴラッピンの中納良恵さんの歌声は、
パートナーである森雅樹さんの唯一無二のギターとの融合により、さらに唯一無二の魅力を放っています。
SNS上では、その歌声に対し「エグい」「痺れる」「魂が震える」といった熱狂的な声が絶えません。
実際、ファンは中納さんの歌声をどのように評しているのでしょうか?
ここで、SNSで溢れる中納良恵さんへの評判をいくつかご紹介します。
伸び伸びふくよかでとっても気持ちいい歌声で心地いい!
モヤモヤを全部かっさらって宇宙に放り投げてくれる歌声!
あの歌声は日本の宝!心が震える!
こんなに愛情がこもった歌声は中納さんの他に知らない!
聴いた後も余韻が残っていて歌声に包まれているみたいで幸せ!
歌声が楽器みたいで癒される!
かっこよくてセクシーでロック!
伸びやか、ぶれない、音域広い、振り幅広い、自由、余裕がある、最高!
ご覧の通り、
中納良恵さんの歌声は単に「上手い」という言葉では片付けられない、
聴く人の魂を揺さぶる圧倒的な力を持っています。
ブルース、ジャズ、歌謡曲といった様々なジャンルを横断しながらも、
全てを彼女自身のものにしてしまうその才能は、どこで培われたのでしょうか。
次は、この唯一無二の歌声を持つ中納良恵さんの人となりや、
音楽的なルーツについて見ていきましょう。
中納良恵さんについて

プロフィール
中納 良恵(なかの よしえ)
生年月日:1974年2月28日
音楽ユニットEGO-WRAPPIN’(エゴラッピン)・ボーカル、ピアノ、作詞・作曲担当
ギター、ドラム、作曲担当は森雅樹(森ラッピン)さん
出身地:大阪府大東市
学歴:大阪府立大東高等学校、同志社女子大学学芸学部音楽家ピアノ専攻
音楽的なルーツは?
中納さんが幼い頃、母親がピアノの先生だったこともあり、
幼い頃からピアノには馴染みがあったそうです。
八代亜紀さんや石川さゆりさんの演歌も好きで、
4~5歳の頃は、都はるみさんやピンクレディーの歌マネをおばあちゃんに披露していたそう。
大学に入り音楽を本格的に知ることとなります。
同志社大学軽音サークル「LOVE&FREE」では、ローリングストーンズ、エアロスミス、
エコー&ザ・バニーメンなどをコピーしていました。
これまでのルーツをまとめると、
幼少期の演歌・・「こぶし」や「情感」といった、中納さんの歌声の「和」の要素や深みを育んでいます。
後にジャズやブルースと融合して、唯一無二の歌謡ジャズスタイルになります。
大学での洋楽ロック・・ロックのエネルギーやパンクな精神性が、
ライブでの自由奔放なパフォーマンスや爆発的な声量に繋がっていることが示唆されます。
演歌で育まれた「情とこぶし」、ロックで培ったエネルギー。
この多様な音楽観を持つ中納さんが、その才能を爆発させる運命的な出会いが待っていました。
森雅樹さんとの出会い、そしてEGO-WRAPPIN’結成
中納良恵さんと森雅樹さんが出会ったのは1995年。
大学卒業後、中納さんの声に興味を持った岡山県のインディーズレーベルからCDデビューの話があり、
中納さんはバンド仲間を探していました。
そんな中、バーで弾き語りをしていた森さんを紹介され、
中納さんからバンドに誘います。
森さんもちょうどギターで曲作りを始めたタイミングでした。
好きな曲が入ったカセットテープを交換し合い、
音楽的な共感を深めた二人は、お互いの世界をさらに広げていきます。
そして翌年の1996年、EGO-WRAPPIN’を結成!
当初はキーボーディストだった中納さんが、
このユニットで初めてボーカルをとり、伝説が始まったのです!

森さんのギターの個性が中納さんの歌声をさらに引き立ててる!
二人揃ってエゴラッピンなんだね!
森雅樹さんについての記事はコチラをどうぞ↓
中納良恵さんの圧巻の表現力と歌唱力を徹底解剖!
中納良恵さんの歌声が「エグい」とまで評される最大の理由は、
多様なジャンルの「カッコよさ」を全て自分のものにしてしまう力と、
聴く人の感情を思い通りに揺さぶる表現の幅の広さにあります。
唯一無二の歌声!聞いた瞬間に「中納良恵だ」と分かる声
EGO-WRAPPIN’の楽曲には、
昔懐かしい昭和歌謡のメロディと、踊れるジャズやブルースのグルーヴが混ざり合っています。
この誰にも真似できない音楽の世界で、中納さんの声は「個性のかたまり」として際立っています。
聴いた人は皆、すぐに「この声は中納良恵だ!」と分かると言われます。
中納さんのパンチのある歌声が加わることで、曲の全てが彼女自身のものになり、
他のアーティストとは全く違う圧倒的なオリジナル性が生まれているのです。

ラブサイケデリコとかUAが好きなら、絶対ハマるはず!
でも、中納さんの声には“昭和の情感”みたいなのがあって、
そこがまた最高!
驚異的な「声の使い分け」と「魂を揺さぶる」表現力
中納さんの歌唱力の秘密は、声の「スイッチの切り替え」の巧みさにあります。
- 例えば、代表曲「色彩のブルース」では、曲の始まりの低いトーンで、聴く人の心にじんわりと染み込んでくるような心地よさやムードを生み出します。
- しかし、サビの高いトーンになっても、力強さがありながらも耳にキンキン響くことはなく、澄んだ美しさを保っています。
バラードでは感情をたっぷり込めて魂を震わせるように歌い、
踊れる曲ではリズムを重視して体を動かしたくなるように歌う。
曲に合わせて声の色や強さを自由自在に変えるこの表現の幅広さこそが、
中納さんが「圧巻」と評される理由です。

音源もいいけど、やっぱりライブで聴くと鳥肌立つ!
中納さんの歌声には、ブッ飛んだエネルギーがあるのよ!(笑)
まとめ
中納良恵さんの歌声が「エグい」と評される理由は、
演歌で培った深い情感と、ジャズ・ブルースで磨かれた圧倒的な表現力、
そして曲に合わせて声色を自在に操る驚異的なテクニックの融合にあることが分かりました!
中納さんの歌声は、
EGO-WRAPPIN’という唯一無二の音楽ジャンルを成立させる「魂」そのものです。
しかし、その歌声を最大限に引き立てているのが、
パートナーである森雅樹さんのギターです。
森さんの「引き算の美学」から生まれるギターの「余白」があるからこそ、
中納さんの声が持つ力が最大限に発揮されます。
二人の個性があって初めて、EGO-WRAPPIN’のグルーヴは完成するんですね!
唯一無二の音色と間(ま)の取り方でバンドのムードを支える森雅樹さんのギターの魅力についても、
こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ合わせてチェックしてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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